愛沢憲一のバックナンバー

[2001/06/11] ●先週の相場
先週は「小反発の後また軟調か?」と書きましたが実際は軟調の後小反発となり、私の予測は外れました。反省しますとRCIなどの短期線が下に付いてからどの程度の期間で上昇になるのかを見誤ったと思います。
なかなかピタリとは難しいのですが、先週の末に既に下に張り付いていたので、週の初めに小反発があると考えたのですが指標は2日〜3日底に張り付いてしまいました。ただ一見13000円で下げ止り、反発に入ったかに見られますが私は今後1〜2週間は、軟調な展開だと考えています。

●NYダウ、ナスダックの動き
その大きな根拠はNYの動向です。先先週底を打って先週に私は「RCIその他の各種短期線はダウ、ナスダック共に短期線は底を打ちいつ少しの反発があってもおかしくない位置まで来ました。がただ、週足や中長期線から見ると、この位置はまだ天井圏からすこしさがった位置であり、まだまだ下落局面であると認識した方が正しいような気がしています。」と書きましたが、ついに先週末その短期線も天井圏に入ってしまいました。

中長期線がダウントレンドの後半で、短期線が天井圏にある時案外投資家の中で安心感が広がり(たとえばインテルの決算が良かった等で)ボラティリティが下がる時があります。実はその時が一番危ないことが良くあります。今週から来週にかけてNYが大きく下がり出す可能性も考えておく必要があります。

●今週は下落か?
予想の逃げと思われるかも知れませんが、私も自分でも外れる可能性が常に何%もありそうした時の対処のためにも、また自分にはまったく可能性がないと思われても、書くことによって自己の心のバランスをとるためにも、今まで通り3つのストーリーを考えました。気になる方は私が下で選んだ1つのストーリーだけを私の予測と考えていただいてかまいません。

1.今週は押し目を付けて、上昇相場となる。
2.今週も1〜2日強い日があったとしても持ち合いか軟調な展開となる。
3.今週も1〜2日強い日があったとしても、下落が始まる。

私の予想は、1 は10%程度であまり可能性はなく、2 の可能性も30%位の可能性もあります。理由は下に書きましたが、週足が上昇に入ったように見えるからです。ただ、私は60%以上の確率で 3 の「下落」になる と思っています。

要するに週の前半に少し強い時があっても、高くても13800円前後(そこまで戻ることは、難しく13700円までがせいぜいかも知れませんが)と見て、その後は又ダウントレンドが継続するのではないかと見ています。

私は5月の上旬のあの14500円前後の時から書いていますように今週から来来週の「6月の中旬」までの間に大底を付けるのではないかと予想していましたが今もまったく変わっていません。今回の下落のメドは、前から書いている12500円前後も覚悟していますが・・・想像以上の下落も考えておかないといけないと思っています。さて、どのくらいで止まりますか??

●理由は・・・
1,N225・TOPIXの日足のRCI,vxその他の超短期線(3日〜4日)等はすでに天井圏にあること。
2,それに対してRCIその他の中長期線はまだ中途半端な位置にあり上昇するようにも見えるが・・
3,週足での指標はRCI短期線,ST,MACD各指標は既に底を打ったように見え、中には上昇に入ったようにも見えるが・・
4,ところが月足のチャートがほとんどまだ天井圏であり、過去月足が高く、日足も高く、週足だけ低い時は月足に引きずられることが何度もあったこと。
5、もう一段の日足の下落があってからの方が、綺麗な形で週足も上昇するよう見えること。
4、過去92年も95年も98年も高値から4〜6週間程度の日柄の調整があったこと。底を付けるためには、日柄の調整か値幅の調整が必ず必要なこと。早くて今週、遅ければ6月の中旬以後までの調整の可能性が高いこと。

●私の作戦
プットの買いよりも、ダラダラと下がってゆく可能性も否定できませんので、上昇したところのコールの売りの方が安心かも知れません。

●いよいよ今年最大?の(そして最後?の)買い場が近づいているように感じます。来週あたりでしょうか?来来週かな?今回のNYの下げが、男性的になるのか女性的になるのかで下値が変わってきますが、とにかく今回の、その(大底??の)下値が絶好の現物などの買い場になると思われます。

私は、以前から書いていますように、ハイテク値嵩ではなく,鉄をはじめとする低位の内需関連が相場の柱になってくるといまだに思っています。今週は安心感が広がっていますのでかえって注意して相場を見たいですね。