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| 愛沢憲一のバックナンバー |
[2001/05/07]
【先週の反省】・・・・・・(5/7月曜、夜中3時半記)
先週「今週の2日、来週の前半(SQまでぐらい)は14500円ぐらいの高値を取ってくる可能性も高い」と書いたように、新高値を取ってきました。さて、おもしろい事ですが、5/2の私の友人の会話「今日の動きを見るとやはり強いね!いよいよ来週は期待できるね!」「え!今日の動きはとても強くは見えないよ。沈みかけで、アップアップしてたじゃないの!」皆さんはどう見えましたか?
私は、どちらも正しい?どちらも間違い?と思うのです。というのは、株(コール)を買っていて上がると見ている人は強く見えるし、売っている人は弱くみえる事が多いものです。人間の心理とはおもしろいものです。強く上昇すれば、ほとんどの人が強気になり、大きく下がればほとんどの人が弱気になります。
では、5/2のように大きく動かなかったら・・・強弱感が対立して大きく見方が対立します。さまざまな掲示板のコメントも強気弱気対立してきて面白くなってきましたね。さて、正しいのはどっち??
その答えとは別に、正しい答えは「皆がヒヤッとする安いときに買って、熱狂している高いときに売ると利益が大きい」という答えです。この「皆と逆を行くへそ曲がりの勇気?」が利益をもたらすと考えられます。
私の友人は、3月15日のヒヤッとした前後から内需株を中心に買い始め、先週に全て売りました。平均20%の位の利益でしょうか?確かに、ここから20%以上上昇する事も考えられます。がしかし、この高いところを買って、利益を出すのと、あの安いところを買って利益を出すのではどちらがリスクが少ないのでしょうか?
【いよいよ売り場がやってきた!?】
先週同様、様々な指標が天井圏を示しており、危険信号がつき放しの状態にあります。しかも、アメリカのNYダウ、ナスダック共に危険水域に入ってきました。大きく下がる可能性が高くなり、乱高下しやすい状態です。今週は長くて1週間強いか、平均1日〜3日強い事が考えられますが、早ければ月・火曜日から下げ出す可能性もあります。
高値のメドは200日移動平均の14600円前後ですが、オーバーシュートすれば15000円近くにゆくかもしれませんが、そこまでがやっとだと思います。下げ出すと、時間はかかる(1ヶ月ぐらいかけて)かもしれませんが12500円も覚悟しています。
確かに、この高いところからもっと上がる可能性は誰も否定できません。過去にも数回この様な指標が上に張り付いても1ヶ月程度上昇した事がありました。また私たちがかつて経験しなかったような上昇があるかもしれません。がそれを期待して買うのはテクニカルを無視した非常に危険な冒険だと思います。テクニカル分析とはその指標でその位置は下がる(上がる)ことが過去多かった、という確率なのです。
「頭とシッポはくれてやれ!」の精神は、これから上昇するかも知れない美味しい頭(ここが一番大きく美味しいかもしれないが)を捨てる勇気を持って、確率の高いときのみ行動してリスクを減らして、利益は腹八分にして、相場に勝ち続けなさい。というメッセージではないでしょうか?
●理由は・・・(ほとんど先週と同じです)
1,N225TOPIXの日足のRCI,vx、ID1その他の超短期線(3日〜4日)等はもうすでに天井を打っていて過熱感があり、日足のRCIST,MACD等の中長期線(7日等)も天井圏にあること。
2,週足での指標もRCI短期線、ID1,ST,MACD各指標が天井圏にあり、強い相場の時のみ数週間上に張り付くことが過去にあるが、見方によっては何時下がりはじめてもおかしくない位置にあること。
3,松井証券などのデータでも信用の売りの評価損率は-14%となり、買いの評価損がついにプラスとなり天井圏でありること。信用買いは常に利益がのってきたら売るので、評価損があるのが常態であるが、それがプラスになることはだんだんと異常値に近づいている証拠であり、過去の例では1ヶ月以上プラスになったこともあるが、大体1〜3週しかもたないことが多いこと。
4,NYのダウもナスダックも堅調で、市場には安心感が出ているが過去の経験則から安心感が出てきた時の上昇は短命で、下がり出すと大きいことがあること。
5、98年10月の大底を打って上昇した時も、最初疑心暗鬼であまり皆が買えずに天井圏で買い付いた7〜8週目が天井であり、(TOPIXで7週目、225で8週目)証券会社の客もだんだんと買いを入れ強気が増えている様子に見え、今週が上がりだして危険領域の9週目に入ること。
6、ただ、売り方の踏み上げの行き過ぎの上昇が、今週も可能性があること。
7、来週のFOMCの利下げは、相場は織り込んで上昇していますが、ほんとに利下げをするのでしょうか?前回書いたように私はヨーロッパの利下げ見送りがあるため、今回は???です。この逆転は恐ろしいです。
8、小泉内閣への期待で上がる!と言う論調が多いですがそんなに期待して良いのでしょうか?構造改革、規制緩和の中身はまだハッキリしていないのに、その言葉で、全てがバラ色になるという空気の方に私は危険さを感じます。ロサンゼルスの電力危機は何を私たちに示したのでしょうか?田中角栄以来、何度マスコミによって作られた期待が剥がれたことでしょう。国民は何度騙されるのでしょうか?しかも三木内閣、細川政権のように期待が大きければ大きいほど、落胆も大きくなります。この人気が何ヶ月持つのか?その時の方が心配になります。
9、外人買いが続く?から上昇も続く!と言う論調も多いですが、過去の歴史から外人は安いときに正確に買ってきて、高値で売り抜けているように見えます。鉄鋼株も既に昨年の11月12月から着実に買ってきていると思われます。外人は今後も買ってくると思われますが、この高値でもドンドン買ってきてくれると期待して良いのでしょうか?
●今後の展望
・・・低位内需株の流れから、ハイテク値嵩になるのか??は、先週のコメントと同じで全く考えを変えていません。ソニーは予想が外れて、1万円に近づいてきましたが、ここらあたりまでではないでしょうか?建設株も2日から下げ出しましたね。銀行株も過熱しています。
●私の作戦
先先週から13000-15000のショートストラングルをSQまでの予定で仕掛けています。opmさんのアドバイスとおり、大きく動いたらSQにこだわらずに、決済するつもりでいます。オプションの買いの時の緊張感(恐怖感)が無いので、自己に対して注意を促しています。SQ後はやはりコールの売りを今のところ考えていますが・・・