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| 愛沢憲一のバックナンバー |
[2001/04/02]
【先週の反省】
28日(水)の昼に「今日を含めて後2日でつける高値が目先の天井となり、来週は急落する可能性が大きいと感じています。今週は期末の値段を上げたいという思惑が働くので下げてもあまり大きく下げないと予想します。」この10年以上チャート分析をしていて毎回失敗するのが、テクニカルでは、様々な指標が天井の危険信号を出しているのに、私(人間)の判断で、今回も期末は高くしたいというドレッシング買いが入るという常識?(=新聞やマスコミによって作られた話?)を信じてしまった事です。私の心の中では「指標は天井で
直ぐにでも大きく下がるはずだ。しかし今回は期末だから下落はまだ先だ!」と思いこんでしまっていたため、あのコメントを書いていた時に普通だったらプットの買いを入れているタイミングでありながら、1日遅れてしまいました。
オプションの買いはタイミングがずれると利益率が大きく違います。今回の高値を逃したことは大いに反省しなくてはなりません。もう1つ反省しますと、前々週の各指標の短期線と中長期線が矛盾した時は、私のノートでは「矛盾した時は75%の確率で中長期線の方を信ぜよ」と書いてありながら、1月が短期線が勝ってしまっていたので、もう一度短期線が勝つかも知れないと思いあの急騰を当てる事ができませんでした。これも大きな反省です。
●チャート分析(テクニカル分析)を重視しない人も多いですが、少なくとも私は自己(人間)の思いこみや予見よりもテクニカルを信じた方が成績はいいです。不思議なことに、コールを買っている時に見るチャートは上がるように見えてしまいプットを買っているときは下がるように見えるのです。様々な情報を得ながら、その情報に振り回されずに、冷静に客観的にテクニカルを分析する自己の強さが
欲しいです。この1週間は自己の弱さを思い知らされました。
私の書き方を「これだと思うもの1つだけを書いたら?」とか「上がる、下がる、保ち合うでははっきりと解らない」等々の批判がありましたが、私は自己の思いこみを少しでも排除する為にあえて3つのシナリオをなるべく書くようにしていますので、ご理解ください。
【今週は前半下落、後半上昇?】
【今週は絶好の買い場がついに来る?】
1,来週は前半から13000前後から上昇して14000円を目指す上昇となる。
2,25日移動平均の12700〜800円前後まで下落してから、上昇相場となる。
3,12500円前後まで再び下落後、上昇に転ずる。
今週も難しい予想です。今週発表の日銀短観は弱い数字が出ると想像され、今週発表の政府の経済対策も期待が大きいだけにもし失望する内容だとまた大きく売られる可能性もあり、反対にそれをきっかけに急騰するかも知れないと言う難しい今週です。私はそれらの日程を考慮せずに全くテクニカル的に分析しますと、1の強い相場の可能性も20%程度あると思います。
私は2の可能性も20%です。3の急落の可能性が60%以上で一番高いと感じています。もし、1,2のあまり下げないで上昇した場合は、かえって天井は低くなり、もう一段の下落が上昇後3日〜5日後に起こるかも知れません。そうなると、上昇のスタートは来週に遅れるかも知れません。
ただ私は今週は大きく下がることが、かえって今後の上昇には必要だと感じています。下の理由に色々書きますが、一番大きな根拠は、相場は繰り返すので、前回の95年98年の反騰の時は一度高値から約65%程度下げているのです。それを今回もあてはめますと12500円前後までの下落を覚悟しなくてはいけません。行き過ぎるとそれより大きく下げて12200円前後もあるかも知れません。
とにかく今週の下落で「やっぱり弱い相場だ!」と皆が弱気になるまで下げると考えています。そうすると1のここから上昇してはまだ強気が多いし、2の12800円ぐらいからの上昇では弱気は増えないと思うのです。だからそこからの上昇だともう一度弱い場面があるかも知れません。
相場は私たちを騙して振り落としておいて、その後はまた急騰して行くのではないでしょうか?200日移動平均である15000円は4月〜5月上旬に達成するかも知れないと強気で考えています。基本的に私は強気ですが、しかし、その後5月〜6月にかけて、16000円〜17000円を目指す?強い展開か?又は15000円前後から再び下落が始まるのかはもう少し様子を見ないと解りません.ここ1年なかった買いの絶好のスタートはいよいよ今週始まるか??
●理由は・・・
1,世界全体の相場を見たときに、アメリカやヨーロッパのすでに高く、上がったとしても利益があまりでそうにない場所に比べて、日本は円安も手伝って非常に安い位置にあると外国人投資家が考えてもおかしくないこと。現在の日本のマーケットは外人が主導しているので、彼らが動けば大きな上昇がやってくると考えられること。
2,N225TOPIXの日足のRCI,vx、ID1その他の超短期線(3日〜4日)等はもうすでに底を打っていますが、日足のRCI、ST,MACD等の中長期線(7日等)はまだ底を打ってなく、これから1日〜4日ほど底を打つまでかかりそうなこと。
3,週足での指標もRCI短期線、ヴォリュームレシオID1,ST,MACD各指標が天井圏であり、ここから一度下げるようにも見られますがもっと上に張り付くようにも見えること。
4、過去の底をうってからの初期の上昇の幅は2000円から3000円ぐらいありますが、95年その他の上昇の時も一度1000円程度の下落が、短くて3日長くて5日程度の大きな下落が有ることが多いこと。またその後急騰していることが多いこと。
5.松井証券などのデータでも信用の売りの評価損率は12%で、買いの評価損率がまだ4%前後であり底を付けたとは言えず、中途半端な数字であること。
6,来週の月曜日の日銀短観で悪い数字が出て、それがきっかけとなって大きく下落する可能性もあること。
7,NYのダウもナスダックもまだまだ底を打ったとは言い難く、ダウントレンドの過程と見られる事。年後半の景気回復は過去の例から無理で、一度ダウン傾向になると前回は12ヶ月悪い数字が続いたこと。などから目先の底を打って先先週初めての反発があり先週再び下げだしていますが、特にNYダウは、RCI、VX、ID1の指標から今週あたりもう一段の下落をするように見えること。前回の安値を下回る可能性も少しあると考えています。ナスダックはどこが底かテクニカル的にも解らないこと。
●私の作戦・・・この下げはどこまでか解らないことと、SQが近づいてきたことから、コールの売りを考えています。しかしとにかく今週の何処かはハッキリと解りませんが、底を付けたと考えられたときは、来月物の離れたコールを買ってゆくつもりです。
●今週から何が上がるのか?
・・・私は個人的には全く個別の株は買いませんが、あえて予測しますと・・・最初は全てのセクターが全面高になる展開だと思いますが、値嵩ハイテク等は現在の水準は安くある程度の戻りが期待できそうですが、その後、戻り売りも心配で上値は重そうです。
それに対して低位の内需関連の銘柄は新日鐵のチャートでも解るように,すでに12月から反転いたように見え、75日移動平均の上に25日平均が乗っかっていて綺麗に上昇相場に入ったように感じます。鉄だけでなく、化学、自動車、食品、造船、運輸、倉庫、電鉄等は面白いと感じています。日銀の量的緩和政策もあり、こうした低位大型内需株がだんだんと今後の上昇相場の柱になって行く様に感じます。ただ見方によっては内需はすでに高い位置でうま味が無くなっていると考える人もいると思いますが・・・
●誤解されているといけないので・・・
この文章は「かぶこーML」と「PANROLLING.COM」の先物オプション掲示板、と「ルーク証券」の3カ所だけに書いています。